そえだ勝ブログ

大阪市では、再生可能エネルギーを大阪市民・事業者自らが発電し、それを売電するのではなく、自分たちの消費エネルギーとして活用するという考えが広まってきています。FIT(固定価格買取制度=2011年スタート当初よりも買取価格がだいぶ安価になった)による買い取り価格が期待できない現状は川崎にもあるため、大阪市の「売るならば使う」というこの取り組みは面白いです。

0301.jpg

大阪市は再生可能エネルギーの普及とその安定した供給体制を目指す一方、エネルギー消費そのものを減らすことやピーク電力需要の分散を図るための需要平準化等、それぞれを並行して進めています。同市は、再生可能エネルギーの普及のために、「低利ソーラークレジット事業」を行っています。これにより、太陽光発電の初期コストを市民が負担しやすいように努めています。しかも、信販会社と連携して行うこの事業ですが、同市は予算ゼロで実施に至っており、市民からも概ね好評とのことでした。

0302.jpg

安定した供給体制構築に向けては、安定供給に課題のある再生可能エネルギーゆえ、その供給者である各アクター(市民・事業者・各種団体・ガス/電力事業者・同市等)で協議会を立ち上げ、「アクターの誰かがエネルギー供給不足になった場合は、他のアクターが補完する」という体制づくりに努力しており、国のモデル事業にもなっています。

エネルギー消費減少やピーク電力需要分散のためには、啓発活動のみならず、市民がエネルギー使用量そのものを可視化できるよう「家庭へのエコ診断」、「中小事業者と省エネ機器販売事業者とのマッチング」「蓄電池の導入促進」の他、ユニークであったのは、地下水が年間通して一定に近い温度を保つ性質より、外気に比べ夏はその低温さと冬はその高温さを利用し、建物に地下水を汲み上げてその熱のみを取り出し冷暖房に使用して、また地下に戻す、という取り組みを推奨しており、本市ではあまり聞かない取り組みゆえ、興味深く拝聴しました。また、同じように下水からも熱のみを取り出し冷暖房使用を推奨しています。

以上のように、同市は非常に独自性ある再生可能エネルギー政策を行っています。それゆえ、そのまま、本市に応用することは厳しいと感じはします。しかし、再生可能エネルギー関係アクターが意見交換や情報共有する場の設定については、行うべきと思います。

というのも、電力供給を補完しあう機能というものは、災害時に不可欠なものといえるからです。まずは、そうした意見交換を通じて、本市における再生可能エネルギーの普及には何が必要かについて、行政や我々議員のみならず、関係アクター皆で意見や知恵を出し合うことを通じ、ボトムアップな政策策定が可能になる可能性もあると感じます。

大阪市もそうした意見交換から生まれた政策は少なくないと言っています。ゆえに、本市としても、まずは関係アクター把握やそのマッチング等から始める価値はあるのではと考えました。今後は環境局のみならず、市民局、経済局とも意見交換しながら、この話を進めていきたいと思います。

先日、京都市に排出権取引の行政視察に行ってきました。

Do you Kyoto? とは、メルケル首相が京都議定書が発行された今から約20年前の環境大臣だった頃、日本に「逆輸入!?」した言葉だそうです。「京都してますか?」、つまり、「温暖化対策してますか?」という意味で、当時はこれが「国際的な言い回し」だったとのことで、知らなかったのは当の日本人だけだったらしいです。

0201.png

この事業は京都市が仲介をして、市民と企業とが排出権を融通するという全国でも珍しい取り組みです。川崎における導入可能性を探るために行ってきました。具体的には、市民が売り手=自治会や商店街等の単位で、二酸化炭素排出量がどれだけ減らされているかを測定し、削減できていれば、京都市が1t当たり10,000円で買い取る仕組みです。

その後、その排出権を、同市から中小企業も含めた地元の企業が買い取る仕組みです。つまり、同市が市民と企業との間に立ち、排出権取引の仲立ちをするという機能を果たしています。現行法では、一定規模以上の企業に対しては「排出枠の規制」、あるいは「排出計画の提出」が求められているものの、市民や中小企業にはそうした縛りは存在しません。その意味で、市民や地元中小企業をも巻き込んだ本取り組みは全国的にも珍しいのです。

しかし、この政策の供給側に当たる市民からは1t当たり10,000円という金額が「ウリ」になっている一方、需要側に当たる地元企業からはその金額に対し「高い」という反応が少なくないようであり、若干の需給ミスマッチがあるようです。


0203.jpg


これは頂いた京都の水道水ペットボトルがうまかったので、単なるおまけ写真です(笑)

以下私見です。
既述のように、「買い取り価格への不満はないが、売り出し価格への不満がある」という需給ミスマッチがあるということで、現状は京都市が「排出権在庫を抱える」という状態にあるといえます。そこで、私はどうのように企業へ周知を図っているかを問いました。しかし、同市は買い取り側である地元企業に対し、十分なメリットを提供できていないようでした。そうした企業に対して、「CSRに注力する企業」として、広告宣伝を行ったり、表彰したり等、なんらかの優遇策は行われていませんでした。よって、地元企業にとっては排出権を買い取ってもメリットは少ないため、せっかくの良い取り組みが十分に広がっているとは言い難いのが現状です。ゆえに、同市にとっては地元企業へのメリットを講じることにより、次の展開があると思われます。

翻って、本市において導入を図るならば、そもそも、排出権取引の有用性から市民や地元企業への説明がなさねばなりません。原発事故以降、CO2排出よりも脱原発の風潮が強いため、京都議定書を受け原発事故前からこの取り組みを行っていた京都市と本市とでは状況が異なりはします。しかし、見方を変えれば、本市は京都市に比べ、CO2排出抑制を積極的に行ってきたわけではないからこそ、削減余地はあるものと思われます。それゆえ、こうした市民が売り手、地元企業が買い手、行政が仲立ちをするこの取り組みは有用性がある可能性があります。今後はこの視察情報をもとに、環境局の地球温暖化対策室と議論を深めたいと思いました。

毎年、我が家ではお盆は「家族登山」と決めています。

0101.jpg

昨年は白馬岳(標高2932m)の往復でしたが、今年は高さだけでなく、縦走(尾根を伝い、山から山へと高い位置同士における移動)も取り入れた2泊3日のテント泊で行いました。お盆休みが3日取れたので、それにすべてを費やしました。

0102.jpg

燕岳(標高2763m)、大天井岳(標高2922m)、常念岳(標高2857m)の縦走でした。小2の息子は「もうだめだ、もうできない・・・」等々、弱音を吐きまくりでしたが、妻と小5の娘に助けられながら、なんとか頑張ってくれました。

私は息子に「獅子の子落とし」的なかけ声しかできませんが、そこは妻と娘にフォローアップしてもらいながら、なんとか乗り切れました。2日目の標高の高い大天井岳登山では、大雨との戦いでしたが子供たちが頑張っている姿、妻が懸命にフォローする姿を見て、改めて私自身のファイトが沸きました。

0103.jpg

我が家の教育方針として、「苦労した後に喜びが待っている」ということを子供達には体感してほしいので、「苦しんで登った後は素晴らしい眺めが待っている」という登山は、非常にそれが認識し易い活動の一つだと思っています。また、滑落の危険を伴う命にかかわる場面も多くありますから、子供たちへの教育だけでなく、私自身の「父親力」を高める良き機会になるとも考えています。

登っている最中は、私自身も子供ら同様、「二度とやるもんか!」と思いますが、頂上での爽快感と達成感が忘れられず結局、毎年、山に吸い込まれてしまいます(笑)。わずか三日の夏休みでしたが、今年も最高の風景を子供達と堪能できた嬉しい時間となりました。

そして、川崎にとんぼ返りしての翌朝の駅頭演説はさすがに死にそうでしたが(苦笑)

市議としての仕事とは別に、福島出身者として、「福島を忘れない」という意味合いを込めて、福島の今、あるいは福島で何が起きたのか等々、よく講演する機会を頂き、情報発信に努めています。

1533458295307_20180805193707.jpg


今回は中央大学の学生が「福島第一原発の見学に行くので、原発の基礎知識と原発事故について教えてほしい」との依頼を受け実施。

1533458304185_20180805193923.jpg

原発の発電の仕方やその構造等、基本的なことから話します。

1533458317335_20180805193958.jpg

高校時代に化学と物理であとにも先にもない0点を取った経験がありますが、そんな僕が核分裂による原発の発電行程を説明している現在に、隔世の感があります(苦笑)

1533458357535_20180805194059.jpg

その後、事故の説明、事故時に私が政治活動をほっぽりなげて避難所の支援に当たっていたこと、当時の原発の状況と現場で何が起きていたかという話の際は、本当に真剣な眼差しで聞いていました。

質疑応答も非常に活発で、問題意識の高さに感心しました。

1533458328128_20180805194124.jpg


一人でも多くの方が福島に思いを馳せ、そして、自分なりに感じたことを他の人に伝えてくれたらなと思いました。

1533458287822_20180805194145.jpg

そうした地元だけでなく他の地域に思いを馳せる機会を創出していくことこそが、今、災害に苦しむ西日本の方々へも思いを馳せることに繋がるものと信じ、私は私なりの、いや私にしかできない、被災地応援をしていきたいと思います。

私は毎月、某介護施設の研修講師を行っています。いつも職員の方の業務終了後に行うのと私も貧乏暇なしで、夜の時間になってしまいますが、この日は早い時間から行けたので、一緒に食事をしながら、皆さんといろいろお話してきました。

180827-1-000.jpg

時期も時期だけに戦争時の空襲の体験談、戦後にひもじい思いをした話、そして、行動成長の熱血サラリーマン時代の話等々、歴史の勉強をしているようなひとときでした。

180827-1-002.jpg

私も話し相手ボランティアのみならず、久々に高齢者の方々の体に直接触れ移動の手伝いをさせてもらったり、職員の方の補助をさせてもらったりしながら、現場感覚を取り戻す良き機会となりました。

やはり、高齢者ご本人も「自分でできることはしたい」と思っている方が多い一方、その生活支援をするヘルパーさんたちも「高齢者ができないことのみを手伝いつつ、少しずつできるようにしていく」というマインドでした。これにより、高齢者が機能改善に向かえるようになっていきますが、それで改善すると嬉しい反面、介護報酬減になるのが今の介護保険。それゆえ、機能改善を優遇する逆介護保険を改めて推進せねばと感じた時間ともなりました。