そえだの勝ブログ

下水道汚泥のメタンガス活用 ~神戸市役所の廃棄物有効利用①~

川崎市では下水道汚泥の再資源化では、セメント材料としての活用が行われています。神戸市ではそれだけではなく、汚泥を消化タンクで処理する際に発生するメタンガスを燃料として活用しています。

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下水道汚泥の消化タンク処理に際してはメタンガスが発生します。しかし、本市も含め、多くの自治体ではそれは単なる蒸発物質となっていますが、神戸市ではしっかりそれを取り込み、再資源化います。

実際に大阪ガスに販売し3000世帯程度のガス供給を可能としています。また、天然ガス自動車燃料として活用され9000台近くの大型車両へのガス供給もまた可能であるのみならず、バイオガス発電にも活用されています。さらには、バス事業者や運送事業者にとっては、購入価格も天然ガス相場の八掛け程度です。また、理論上、こうべバイオガスを使用する車両は、CO2がゼロと換算されるため、環境意識のPRにも繋がり、その点からも喜ばれています。

本市でも単に蒸発させてしまっているメタンガスの活用は有用と考えられますが、もちろん、ガス精製施設の初期投資がどのくらいで回収可能かを考慮の上、検討しなければなりません。

しかしながら、本市の場合、神戸市よりもバス事業や運送業は盛んであるため、そうした業界や東京ガスを始めとしたガス業界等からの出資も視野に、本市100%出資の公社形式ではなく、民間資金も出資された第3セクター形式での運営は検討に値すると思われます。また、下水道汚泥から自然発生するガスエネルギーの取り込みは、隣接する東京・横浜も関心事項であるため、そうした近接自治体との共同出資形式での運営もまた検討価値があると考えられます。薄く広く協力者を募ることを前提に、初期コストの回収期間と稼働後の採算性とを考慮しつつ、担当部局と議論していきたいと思いました。


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このページは、そえだ勝の公式 Webサイトが2018年5月22日 11:14に書いたブログ記事です。

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