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逆・介護保険の進捗状況③ ~逆・介護保険(市名称:健康福寿プロジェクト)の中間調査結果から~

前回からの引き続きで、「③ご本人・ご家族を取り巻く、アクター(ケアマネジャー、介護サービス事業者、介護用品レンタル事業者等)におけるチーム単位での得られた成果」についてです。

③ ②を取り巻く、アクター(ケアマネジャー、介護サービス事業者、介護用品レンタル事業者等)におけるチーム単位での得られた成果

「チームでのプラス面はあったか」という問いに対しては、約8割が「あった」と答えています。とりわけ、「利用者とのかかわりが増えたから」というのが多くのその理由でした。また、そうした関わりの増加を理由に挙げた事業者は、そうではない事業者との比較において、「利用者や家族に意欲の向上が見られた」と回答した割合が後者よりも非常に多くみられました。
「利用者や家族と積極的に関わること」は質向上の一つといえるから、前回のブログで述べたように、「先に事業者の質向上があって、利用者満足度や意欲向上に繋がる」という私の仮説はそれほど間違えてはいないと感じました。

他には、「他のサービスや他職種のケア内容を意識するようになった」「職員から意見が以前よりもてくるようになった」「他職種も含め、職員間の連携がとりやすくなった」等の前向きな意見も比較的多くみられました。

一方で、マイナス面は、事業者全体の2割から指摘されていました。具体的には「職員のスキルによりケア内容に対するバラツキがあった」「職員間の意思統一ができなかった」等です。これは以前に「日本のケア技術を輸出しよう」の際に触れましたが、誰が行っても良質なケアが提供できる仕組み、つまり「ケアの標準化」は重要です。このマイナス面での結果はそれに至らないことを意味し、早急に考えていかねばならない指摘と言えます。

ケアの標準化ができなければ、介護士によりケアのばらつきが生じ、結果、利用者は一定の質が担保されたケアが受けられなくなることにも繋がりかねません。それゆえ、輸出の話に関連付ければ、バラツキのあるケアには商品価値はなく、せっかくの「日本の価値ある知財」といえる「日本型ケア」に対して、ブランディングもできなくなります。ゆえに、このマイナス面は注視しながら、現場の方々がそれを克服できるよう、私も動いていきます。

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以上、今まで2回の連載ブログも通して言えることですが、逆・介護保険導入により、次のような効果が期待できると感じました。「事業者が自立支援を意識したケア」を行い、「その良質ケアを他事業者とも共有してケアの標準化」へ。同時に事業者が「利用者や家族にも自立支援を意識して頂けるような接遇」を行い、それもまた事業者間で有効な手法を共有化。
 
それは「事業者の質向上」を意味し、それにより「ご本人やご家族の意欲向上」へと連動し、結果、「要介護度改善」に向かう可能性があることがわかりました。そして、その後にケアの成功した先進事例として、「海外にソフト商品として売り込んでいける」ことへと繋がっていくと確信しました。そのためにも、第一歩として、今回の調査でわかった事業者のマイナス反応をプラス反応に変えていくことが、まずはなされるべきことと感じました。

今後はマイナス反応をした事業者に対して、プラス反応を示した成功事業者の事例を共有してもらい、それを参考に目標設定をお願いし、そこへ邁進して頂き、「達成感」を感じてもらうところから動機づけを促していきたいと思います。一社でも二社でもプラス反応をする事業者が増えていけば、さらに価値ある政策へと昇華していくと信じます。引き続き、逆・介護保険から日本の福祉改革に向けて走っていきます。


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このブログ記事について

このページは、そえだ勝の公式 Webサイトが2017年7月13日 10:23に書いたブログ記事です。

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