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そえだの勝ブログ

災害時に知っておくべきこと④ ~障がい者への配慮・「知的障がい者、自閉症者」編~

起きている状況を理解することが難しいと言われています。ゆえに、避難の必要性が理解できないのみならず、どう避難すればよいかがわからないと思われますので、それを分かり易く伝える必要があります。声をかけても無反応の方もいるようですので、そこは再度、声かけをする等の姿勢が大切です。

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●家の中にいた場合
①コミュニケーションが難しい場合があるため、否定的な表現ではなく、肯定的な表現で語りかけることが重要です。例えば、「危険だから行くな」ではなく「安全なところに行こう」や、「走るな」ではなく「ゆっくり歩こうね」というようなイメージです。
②精神障がい者の方々の時と同じように、その方が1人の場合は一緒に行動して頂くことが重要です。指示はわかりやすく、具体的に話すことが大切です。

●具体的な誘導の仕方
手を引く、あるいは肩に軽く手をかけ、ゆっくり誘導します。触れられることが苦手な方もおられるため、その際はジェスチャーが有用です。

●避難所では
①異なる環境になるとパニック状態になる場合があるため、その際は優しく声がけし、落ち着くまで見守ります。怒ったり力づくで抑え込むことは逆効果になります。
②コミュニケーションはゆっくりはっきり、そして根気よく繰り返してとります。コミュニケーションボードも有用です。
③避難後すぐには難しいですが、支援状況が落ち着いて来たら、専用空間やお気に入りのものを用意すると比較的落ち着きを取り戻すといわれます。
④けがや体調不良に気づかない方もおられるので、注意を払います。例えば、頭を指さして「頭痛いですか」と聞くと、気づかれる方もおります。
⑤順番に並ぶ際は、「なぜ並ぶのか」を分かりやすく説明することが有効です。

●補足
①複数の方がおられた場合、一斉声がけでなく、個別に声がけをしないとこちらの意向が伝わりにくいとされています。また、簡単で分かり易い言葉が重要です。
②反射的に「わかった」と言うこともあるようですので、ご本人の様子を注視する必要があります。
③言葉が出てこない方もおられるため、表情や身振り等を確認しながら、話すことも重要です。

以上、3回にわたり、災害時に障がい者の方へのフォローアップの仕方を書いて参りましたが、すべてに共通することはとにかく、「落ち着いて接しつつ、障がい者の方に安心して頂く」ことが最も大切です。障がい者の方々は災害時、いわゆる「災害弱者」と言われる方々ですので、みんなでフォローしていける地域づくりに向けて、これからも注力していきます。

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