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災害時に知っておくべきこと② ~障がい者への配慮・「視覚障がい者」「聴覚障がい者」編~

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◆視覚障がい者
視覚障がい者は周囲の状況が見えないため、私たちがすべきことはまず、「どこに逃げればよいかを教える」「避難場所へ誘導しお連れする」です。

●具体的な誘導の仕方
①肩や腕を貸し、半歩前を歩く
②押したり、引っ張ったりはしてはいけない(目が見えないため、とても不安になるため)
③誘導に際しては、周りの状況を伝える。
方向を示す際は、時計の針の位置で伝える(「正面は12時の方向」、「右は3時の方向」、「左は9時の方向」というような感じ。

●避難所では
①視覚障がい者はすぐに触れられる壁やその反響音で自分の居場所を確認するため、避難
所の体育館などといった広い空間には慣れていません。ゆえに、居場所については本人の状態と希望を考慮し、パーテーション(間仕切り)をつけた空間確保が重要です。
②視覚障がい者は掲示されている情報が読めないため、新たな情報については代読し説明する必要があります。
③もし、避難所スタッフが次のことに気づいていなければ伝える必要があります。
生活必需品である白杖、点字器、点字用紙、点字シール用タックテープ、携帯ラジオなどを確保するよう避難所関係者に伝える必要もあります。

●家の中にいた場合
・災害時、視覚障がいのために外出や避難ができず、家にとどまっていることがあります。自治会や町内会、ご近所さん同士で安否確認し、場合によっては食糧や物資を提供する必要も出てきます。

◆聴覚障がい者
耳が聞こえないため、避難警報やラジオ、防災無線等の音声が聞こえないため、そうした「情報を紙に書いて教えてあげる」ことです。災害に気づかないこともあるため、早めに知らせることが重要であり、危機迫る状況の場合は、身振りや指さしで避難誘導をせねばなりません。
 
●具体的な誘導の仕方
①声による会話が厳しいので、移動している際は急に話しかけず、筆談が重要です。
②視覚障がい者と異なり、聴覚障がい者は見た目には分かりづらく周囲からの支援が受けにくいため、意識的な気配りが大切です。

●避難所では
①安否確認の電話ができないため、代わりに電話をしてあげて下さい。
②避難所スタッフに聴覚障がい者がいることを伝え、手話や要約筆記者等の手配をお願いしてください。
③物資の配給やアナウンスやラジオなどの音声情報等は、紙に書いてわかるように伝えます。

●家の中にいた場合
①聴覚障がい者を探しに行った際は、声による呼びかけが聞こえないため、懐中電灯で照らす等、目で見てわかる方法で知らせる必要があります。
②通信機器による連絡は、電話ではなく、FAXやメールなどが有効です。

●補足
①すべての聴覚障がい者が手話を使えるわけではありませんので、筆談や携帯画面での会話、あるいは身振り手振りやジェスチャーなども大切です。
②会話は口の動きがわかりやすいよう、マスクは外してゆっくり話します。
③聴覚障がいと視覚障がいをもつ、盲ろう者もおられます。その場合は触手話、とはいえ、それができる人は少ないでしょうから「手のひらに文字を書く」ことも有効です。

以上です。ぜひ、意識して頂ければ幸いです。次回は言語障がい者、肢体不自由者、内部障がい者(人工肛門等をつけている方や透析患者等の一見すると障がいがわからない方)、高次機能障がい者(脳に障がいがある方)、精神障がい者の方々について書かせて頂きます。

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