そえだの勝ブログ

「少子化」だからこそ、「混合介護」は重要です!? ~混合診療だけじゃない~

混合診療(保険診療と保険外診療の併用)が話題になりますが、混合介護も同じように、介護保険内サービスと保険外サービスとを組み合わせて行うものです。

さて、以下、経験談を書きます。

一例を挙げると、訪問介護に際し、生活支援(高齢者宅の家事援助)サービスで部屋の掃除を行ったとします。この場合、「普段、サービス利用者が使用する部屋のみしか、掃除をしてはいけない」というルールが介護保険にはあります。

よって、「リビング、寝室程度しか、介護保険では掃除ができない。」ということになっているのが介護現場の状況です。私もヘルパー時代、「利用者がベランダで日向ぼっこが好きでそれが元気の源になっている」という方のお宅に生活支援で入った際、ベランダ掃除もおまけで行っていて、当時の管理者にこってり怒られた経験があります(笑)。。。

現行法では「サービス時間内ではあらかじめ決められた場所以外は掃除をしてはいけない」というルールがあり、当時の管理者が正しく、「私が違法行為をした」というようになってしまうのです。

つまり、「より良いサービスを行えば、損する」、「介護保険の矛盾に対する、逆・介護保険」と似たような構図ですが、サービス一つとってもそれが現状です。

これは保険外サービスの契約を行えば、違法というわけではないのですが、実際の介護現場は介護保険法のみの契約で、サービスに入っている事業者が大半のため、現場では「やる気あるヘルパーが全力を発揮できず、結果、利用者のニーズとは合致していない」ということが起きています。


そんな中、「公正取引委員会が混合介護を進める」と方針を打ち出しました。私はそれには大いに賛同します。

既述の違法行為の状況は書いた通りですが、それを避けるために、「介護保険外サービス」の契約、つまり、「混合介護」を広めていくことは重要なのです(無論、利用者は契約が増えるため負担は増えますから、低所得者対策は別途考えなくてはなりませんが。今回は紙幅の関係上、そこは触れません)。

それにより、ヘルパーの仕事が増えて給与アップに繋がりますし、利用者も慣れたヘルパーに納得いくまで仕事をしてもらえるというメリットがあります。

また、タイトルに「少子化だからこそ」と書いた理由は、今は「ダブルケア(介護と子育ての両方を担わねばならない状況=実はうちもそうなんですが)」の家庭が増えています。
今後、施設入所が一層厳しい状況になりますから、ますます、その流れに拍車がかかり、家事の負担が介護者家族によりのしかかってくることが容易に想像できるからです。
 
先ほどの掃除もそうですが、食事提供においては、現状では利用者のみの食事しかヘルパーは作ることができません。しかし、家族分まで作ることができれば、介護者の家事の負担は減り、子供にもより目をかけることができるはずです。

やはり、「余力があるからこそ、子供をつくろう」という気持ちになるのが現代人としては自然なことだと思います。

私も食事提供をしたことがありますが、「一人分も複数人分も手間はそんなに変わらないけどなあ」と感じていました。さらにおかしな経験では、洗濯をするにあたり「家族分と利用者分とを分けて、利用者一人分のみを洗う」という馬鹿げたことをしたこともあります。

そういう変なことが介護現場では起きかねない現状があるゆえ、私は「混合介護」を進めていきたいと思います。また、介護の社会化が介護保険ならば、子育ての社会化は保育だけではなく、ダブルケア者の家事負担軽減(混合介護)もそれにあたると信じているので、そこは推し進めていきます。

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このページは、そえだ勝の公式 Webサイトが2017年3月21日 13:54に書いたブログ記事です。

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