そえだの勝ブログ

逆・介護保険の講演 ~新潟県にて~

先日、新潟県の某自治体の方から「健幸福寿プロジェクトについて、介護関係者に講義をしてもらいたい」との依頼を受け講演してきました。北陸地方での講義は初めてであり、こちらも新しい知見を得るべくわくわくしながらの訪問となりました。

今までの講演同様、地元介護保険事業者の方々の多くは健康福寿プロジェクトに賛意を示してくれました。ただ、やはり各論については、また示唆に富んだご意見を頂きました。それはインセンティブを付与する事業者についてです。

本市の健康福寿プロジェクトでは、例えば、Aさんが介護度を改善した場合、Aさんに関連するすべての介護保険事業者がインセンティブを付与する対象となります。つまり、訪問介護やデイといった直接介護を行う事業者はもちろん、介護用品レンタル事業者までがその対象となります。これについては、訪問介護やデイは説明しやすいが、「何の根拠をもってレンタル事業者にまで、インセンティブを付与するのか」の理由について、説明責任が果たされるべきではという指摘でした。

もちろん、介護用品のレンタル事業者さんも、定期的に利用者さんを訪問しながら、「より自立に資するには、福祉用具の使い方についてどう利用者さんに説明すればよいか」あるいは「よりその方の自立支援に役立つ介護用品を紹介できないか」等々、大半の現場のレンタル事業者さんが日々奮闘しておられるのは、私も元ヘルパーとして認識はしております。

しかし、直接的に介護をするサービス事業者とは異なり、言わば間接的に介護度改善に寄与する立場といえるレンタル事業者については既述のように確かに説明に苦慮する点があるのは否めません。とはいえ、利用者の要介護度改善には「よい介護用品選び」という観点も欠かせないものといえます。実際に川崎では、健康福寿プロジェクト(逆・介護保険)に共鳴しご協力頂いている、レンタル事業者さんは複数存在します。
だが現時点ではこの指摘への明確な答えは私もまだ考え中であり、昨年7月に本格的なスタートをしてから、本年7月の第一回目のインセンティブ付与までには遅くともその答えを見つけるべく、健康福祉局とは議論をしていきたいと思っております。

また今後は行政だけでなく、現場のレンタル事業者さんの他、介護用品販売事業者さん等とも意見交換をしながら、そのインセンティブの根拠を探していきたいと思います。
今回の講演において頂いたご指摘は極めてもっともなものであったため、市内の関係者にその旨を伝え、時には介護用品を実際にレンタルされておられる利用者さんのご意見もまた取り入れながら、ことを進めてまいる所存です。

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このページは、そえだ勝の公式 Webサイトが2017年1月30日 19:32に書いたブログ記事です。

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