そえだの勝ブログ

知財についての勉強会 ~多摩大学ルール形成戦略研究所~

先日、中小企業のコアコンピタンス(競合他社よりも圧倒的に優位な強み)、沿岸部の特区等をはじめ、多くの知財を有する川崎において、今後の知財の在り方を学ぶことは有用と考えて勉強会に参加してきました。

知財における国際標準設定に当たり、各国の後塵を拝してきたのが日本の今までの姿でした。ゆえに、同研究所は「国際的ルール設定」を先駆的に行っていこうという位置づけで立ち上がりました。知財については、いわゆる「2番ではダメであり、1番でなければならない」。国際的に、1番と2番では雲泥の差があり、莫大な開発者利益が見込めるのみならず、しばらくの間は新たな知財を発明した会社のみが独占的にその商圏の利益が得られることもままあります。また、特許を貸し出すことだけでメシを食っている企業も多数存在しています。そんな企業があるからこそ、雇用が生まれ、そして川崎市にも税収が得られるのです。したがって、知財の価値を高めて守っていけるようにするため、自国に有利なルール作りもまた重要になってくるゆえ、このような研究所ができたことは意義あるものと考えます。

一方で、そうした知財保護を担う人材が川崎市ももちろん、全国的にも少ないため、その育成が課題になっています。その点においては、私たち、基礎自治体への期待が高いようです。また、次期学習指導要領にも知財の重要性が謳われることとなるのみならず、地域社会においても、知財への理解を高めていくことを国は目指しているため、ますます、基礎自治体が重要な立ち位置にあると再認識できました。当たり前ですが、人材育成は一企業に任せるだけでは難しいものがあるゆえ、そこは行政がかかわるべき分野であるため、限られた財源を少しでも人育てに振り向けていけるよう努めたいと思います。

さて、知財と聞くと、自分には関係がないと感じる方が少なくないと思いますが、これからの時代はそうも言ってられません。例えば、最近では車の「自動運転」が注目されています。これは多くの自動車メーカーが注力していますが、川崎から近いところを例示すれば、お隣の横浜に本社がある、日産もまた頑張っています。新型のセレナでは他社に先駆けて試乗ができ、メディアでも注目されています。自動運転は一般道を走行することはまだ認められていませんが、実は高速道路は運転が法律上は可能です。オリンピックまでには一般道路も走行できるようになる可能性があるため、世界中の企業がしのぎを削る分野の一つが自動運転です。

それゆえ、そうした技術を支える知財を守り育てていける環境は重要なのです。高齢ドライバーが増えていくこれからを想像すると、多くの自動運転車が身近な道路を走行している姿が見られるようになる日も遠くはないと思います。このように身近なところでも知財がどんどん重要性を帯びる中、行政側もその流れから取り残されないように後押ししていけるように、私も引き続き、この分野についても知見を深めていきたいと思います。


カテゴリ:

このブログ記事について

このページは、そえだ勝の公式 Webサイトが2016年12月20日 19:29に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「徘徊高齢者を探すQRコード ~(株)オレンジリンクスの取り組み~」です。

次のブログ記事は「逆・介護保険の講演 ~新潟県にて~」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。