そえだの勝ブログ

津波避難タワーを視察 ~津波から学んだ仙台市の工夫~

先日、仙台市が新たに設置した、「津波避難タワー」を見学してきました。

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ここは比較的海岸に近い、宮城野区という場所ですが、高台から遠い市民向けに、地上4階建てで、バリアフリーを意識したスロープ式のタワーが作られました。

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さて、下記の写真が仙台市の工夫なのですが、階が上がるにつれて、赤⇒黄色⇒緑と、外から見える高さ表記と中に入って気づく床面ブロックの色が変わっていきます。

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具体的には、1-2階は赤、2-3階は黄色、3-4階は緑というようになっています。
そう、これは信号の色であり、「階層が上がるにつれて、安全な色になっていく」ことを意味しています。小さなことに思われるかもしれませんが、こうした気配りが非常に避難者の精神的安定性に繋がるとのことであり、いわゆる「避難パニック」を未然に防ぐ工夫だそうです。この精神的安定に繋がる工夫は、仙台を参考にして多くの他都市が取り入れたようです。

確かに、非常時は皆がパニックに陥りやすく、それによる2次被害もよく起こります。例えばこの事例のように避難中であれば、「将棋倒しによる窒息死」「パニック状態で避難者滞留が起きたゆえの逃げ遅れ」などがそれです。そうならないように、避難者が安心感を持つことは極めて大切です。

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これは非常に簡単に設置できる非常用トイレとワンタッチで開く個室用テントであり、これもまた震災経験からできた工夫であり、問い合わせが引きも切らないそうです。

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最後は座布団ですが、これはカバーを開けると、いざという時には救命胴衣になります。

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平時の集会でも有事でも活用できる、これまた、あっぱれな工夫用品でした。

仙台市の担当者はこう言います。「避難タワーを作るにあたり、単なる箱モノではなく、被災者の声に耳を傾け、実際に彼らが経験した問題を解決することに心血を注ぎ、官民知恵を出し合い完成させた」と。

やはり、震災の経験則はもちろんのこと、市民意見を十分取り入れたからこそ、全国的にも注目されるタワーが完成したと思います。

私も引き続き、市民とともに膝詰めで徹底的に対話を重ね、こうした震災対策はもちろんのこと、私の政策の2本柱である、介護問題と子育て・教育問題に取り組んでいく気持ちをさらに強くできた機会となりました。

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このページは、そえだ勝の公式 Webサイトが2016年5月14日 08:35に書いたブログ記事です。

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