そえだの勝ブログ

決算議会がスタート。会社でいう株主総会 ~議員は株主ではなく、社外取締役~

行政の決算期は9月議会です。
 
通常、会社でいえば、3月の決算期が終了し、約3か月以内に株主総会が行われます。しかし、行政の場合、それが6月に行われることなく、なぜか慣例で9月に行われます。そもそも、この時点で民間と違ってとても違和感があるのですが。。。。

さらに川崎市議会の場合、より違和感がある慣例がありました。それは、「決算議会に市長は出席しない」というものです。

これは民間でいえば、「株主総会に社長が出席しない」ということであり、まさに考えられない事態です。株主総会でトップが前年度の業績についての説明責任を果たすということは極めて当たり前のことです。

しかし、昨年の前市長時代までは、数十年間、市長不在の決算議会が慣例化していました。そして、今年から同志の福田市長に代わり、やっと、市長が初めて決算議会に出席するように変わりました。この慣例を破ってくれた市長の決断には、昨年の市長選挙の前から、「決算はとにかく大事だよね」とよく二人で話し合ってきたことを思い出します。
決算議会のアクターを会社に例えると、次のようになると私は考えます。
市長 = 社長(業績の説明責任)
市民 = 株主(納税者=株の出資者)
議員 = 社外取締役

①②はご理解頂けると思いますが、③も重要です。これは自省の念を込めて書いていますが、議員とは決して株主ではなく、社外取締役です。なぜならば、常に行政を監視し、そして、決算を承認する立場にいるからです。

市民(株主)を代表する立場だから「議員=株主」という解釈をする議員がおりますが、その発想はおごり以外の何物でもないと思います。なぜならば、常に行政の動きに注視している立場である時点で、いわゆる「所有と経営の分離」という株主の立場ではなく、むしろ、頻繁に行政の経営に関与している立場である時点で、株主ではないといえます。

さらに、議員自らは税金でメシを食っているわけであり、そこには民間のようにGDPに貢献し税金を払っているわけではない(株をそもそも買っていない)ため、株主にはなり得ないといえます。

よって、私は福田市長とは同志の関係ではあるものの、議会の論戦においては、これは全く別物であるというスタンスです。私は自らが社外取締役であるわけだから、その決算書に対し、承認をする立場であるため、市長のみならず、議員自らもその説明責任を果たさねばならないとすら思っています。

その点からも、「議員は株主」、つまり、「行政経営の責任を議員は納税の範囲内(民間でいえば持っている株の額)でしか持たない」という無責任な発想ではなく、「議員は社外取締役」として、「行政経営の責任をかなりの部分で負う」という精神で活動していきます。

先般、会社法も改正になり、企業にも社外取締役を設置することが厳格に促されていることからしても、自らの責務を再認識し、決算議会には覚悟をもって臨んでいきます。

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このページは、そえだ勝の公式 Webサイトが2014年9月13日 12:31に書いたブログ記事です。

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